Friday, June 22, 2012

Black & White


モノクロ写真が以前よりも好きになった

いまは解像度がとてもあがっているので
カラー写真はまるで実物のように美しい

でもあまりに鮮明すぎて見えすぎて
疲れてしまうような
げんなりしてしまうことがある

その点モノクロは
想像する部分が残されていて
こちらに委ねるところが自由で居心地がいい

それによくよく見てみると
同じ赤でも彩度や明度によって
白と黒にも違いが出ているのがわかる

写真に詳しい人には当たり前のことなのかも
そしてそれさえもわからないほど
わたしは素人なので

そんな違いを見ているだけでも
モノクロは楽しい

美しい人はより美しく
そうでない人はそれなりに

というコピーが昔あって
当時わたしはなんてパンチのある!
とおもったものだけれど

モノクロ写真は

美しいひとはより美しく
そうでない人もより美しく

といった具合だ

彫りの深さや陰影
目がたたえている光の具合など

すべてをこちらに見せ
そして想像させる

なんてことはないただの記念写真でさえ
物語を感じさせてしまうところが
欠点といえば欠点かもしれないけれど

そんなところも楽しめるのが
モノクロ写真だ