Black & White
モノクロ写真が以前よりも好きになった
いまは解像度がとてもあがっているので
カラー写真はまるで実物のように美しい
でもあまりに鮮明すぎて見えすぎて
疲れてしまうような
げんなりしてしまうことがある
その点モノクロは
想像する部分が残されていて
こちらに委ねるところが自由で居心地がいい
それによくよく見てみると
同じ赤でも彩度や明度によって
白と黒にも違いが出ているのがわかる
写真に詳しい人には当たり前のことなのかも
そしてそれさえもわからないほど
わたしは素人なので
そんな違いを見ているだけでも
モノクロは楽しい
美しい人はより美しく
そうでない人はそれなりに
というコピーが昔あって
当時わたしはなんてパンチのある!
とおもったものだけれど
モノクロ写真は
美しいひとはより美しく
そうでない人もより美しく
といった具合だ
彫りの深さや陰影
目がたたえている光の具合など
すべてをこちらに見せ
そして想像させる
なんてことはないただの記念写真でさえ
物語を感じさせてしまうところが
欠点といえば欠点かもしれないけれど
そんなところも楽しめるのが
モノクロ写真だ