Friday, March 30, 2012

小雨/水玉/草間ロール

3月の初めのお休み

草間彌生にたっぷり浸かってきました

ざわざわ....
























自分を解放しながら人生を送ることは苦痛を伴うのだ
ということを彼女の作品は教えてくれました

アートやパフォーマンスで著名な彼女ですが
作家としての才能はもしかしたらそれ以上かもしれません


生まれ持った個性はたとえ環境に影響されても
生涯その人独特のものであり続けます


活発でいつもうるさいぐらいの男の子は運動会でヒーローになり
よくしゃべる妹は落ち込んでいる時気持ちを楽にしてくれる

少し乱暴者の同級生は自分にだけじゃなく他人にも誠実に生きていて
頑固で融通の利かない上司はチームを引っ張って不可能に思えたプロジェクトを成功させてくれた

もの静かな女の子は合唱会でずっと続けてきた素晴らしいピアノの腕前を披露し
営業職の先輩はどんなに怒っているクライアントの話にも最後まで静かに耳を傾けている

少し自己中心的なクラスメートは驚くほど独創的な作文を書き
いつも悲観的な後輩はミスの許されない仕事ほど完璧にこなすことができる

だれにでもポジティブ・ネガティブ両方の面がある
状況によって長所は短所に、短所は長所になる

その人特有の人生を送るお手伝いを
客観的な眼を忘れずに、続けていきたいとおもいます